バイキング9月17日~イカ刺し
人にものを伝えるのは大変
今日はバイキングだったのですが、デジカメのSDカードを家に忘れてしまったので、写真が撮れませんでした。すごく残念です。
「おお~い。今日はいいものがたくさんあるから、写真撮っておいてよ~」
と店主高山。
「すみません。今日はSDカードを忘れまして」
「SDカード?なんかね、そりゃ。カメラかね」
「え~と・・・・SDカードと言うのは、デジカメに使う・・・」
「簡単に言うと、カメラの中に入っているフィルムみたいなものです」
自分が分かるもの、自分ができること、でも相手にはわからないこと。
自分が分かることを、相手が分かるかというと、そうではない。何かを伝えるというのは難しいですね。
私はSDカードを何も考えずに使えているけれど、SDカードを知らない店主高山には分からない。
詳しく言っても分からないだろうし、簡単に説明するのも難しい。
これは、デジカメやパソコンのことだけではなく。
陶千矛で働いている時にも、そう強く感じる。
自分では分かっていることでも、相手が分かるとは限らない。
料理などは特にそう。
皿洗いなどは特にそう。
「これくらい分かるでしょ」
という気持ちになってしまう。
新しいスタッフが入ってきたら、ついこういう言い方をしてしまう。
「洗い物が帰ってきたら、皿を洗っておいて」
言うほうとしては、なんとなく分かるだろう、と思ってしまうけど。
自分は今まで働いているから、分かるけれど。でも、言われたほうは分かりませんよね。
本当はこれだけではダメなんでしょうね。
陶千矛にいるスタッフは、普通の主婦たちなのですから。
陶千矛にはプロの料理人はいないけれど、でも、毎日毎日、何年何十年と、家族においしい食事を作ってきた主婦の人たちです。店主高山も、妹のきく代さん、みさこさんも、それにおばあちゃんのセキちゃんも。何十年と、家族に食事を作ってきました。
で、皿洗いの話です。
スポンジで洗う?
たわしで洗う?
金たわしで洗う?
洗剤は?
食洗器は?
陶千矛は、器にこだわりを持っていますので、良いものを使っています。
漆の器や磁器、京都や瀬戸の焼物。
良い器ばかりなので、器を洗うのにもすごく気を使います。
たわしや金たわしを使ってはいけない器。
食洗器にはかけてはいけない器。
でも、普通の人には、新人のスタッフにはそのことはわかりません。
器を触りなれていない人、たくさんの器を洗った経験がない人、普通の人はそうだと思います。
皿洗いひとつにしても、大変な仕事なのです。
それこそ、1から10まで教えていかなくてはいけないのだと思います。
「スポンジはこれです」
「洗剤はこれです」
「洗い物がきたら、まずは整理して並べて置いてください。」
私は1から10まで教えるタイプの人間なのですが、人、一人を教えるのは、すごくエネルギーを使うこと。
そして、今、陶千矛にいるスタッフたちは、そうやって皿洗いから経験してきたスタッフばかり。
洗い物も一人でやると大変なので、たくさんたまったら、一気に2,3人でやります。
そんなときに、長く働いているスタッフと一緒にやると息がぴったり。
「さすが、分かってくれる」
「やって欲しいことをやってくれるよね」
阿吽の呼吸。
ツーといえばカー。
皿洗いにもリズム、タイミングがあって、二人の息がぴったり合っていると、皿洗いも簡単。なによりも、楽しい。
この子と洗い物をすると、すごく楽しいな~って思うこともよくあります。
すごく楽なんですよね~。
今日もバイキングの片付けのときに・・・。
あっ。
バイキングの話をするつもりだったのに、忘れていました。
9月17日のバイキング
さて、話を元に戻して、バイキングです。
今日のお惣菜の種類は、50種類くらい。
煮物や酢の物はもちろん、焼きそば、それに魚介の焼きビーフン。
キノコのぺペロンチーノ、薄焼きピザやナスのグラタン。それから、サンマ寿司。
その中でも、今日のダントツのオススメ料理は・・・。
イカ刺し。
ああ~
写真がないのが悔やまれる。
このイカ刺し。普通に売られているような白いきれいなイカ刺しではなくて、陶千矛でさばいてきれいにして刺身にしたもの。
最初は白くないでしょ。皮を剥ぐときれいになるのですが、皮を剥ぐのが大変なんですよね。日本手ぬぐいを使って、ゴシゴシって。皮を剥ぐとやっときれいになる。
1杯や2杯ではないですからね。20、30杯となると大変な作業。
食べ放題なのに、イカ刺しがつくなんて。
今日バイキングに来たお客さんは、すごくお得でしたね。





